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漫画を買いました2

2014.06.17 18:16|レビュー
前回の続きで、最近買った漫画の話を書きます。

まずはこの四冊。

manga03.jpg

押見修造さん『惡の華(10)・(11)』。押見修造さんと言えば『スイートプールサイド』が映画化されて話題になっていますね。『惡の華』はずっと集めていたんですが、しばらく見ないうちに二冊も出ていてしかも完結したとあって、慌てて買いました。
ボードレールの『惡の華』を愛読する少年、春日君の青春(というか思春期)物語です。正直申して私はこの春日君が嫌いで、読んでる最中も「顔面に全力のグーパンかましていばいたりてぇ」とか思っていました。というのも、主人公の春日君がヘタレがヘタレきって卑屈になったような性格で、ヒジョーにイライラする子なのです。でも(こんなこと言っていいのか分かりませんが)、個人的にこの漫画の中での春日君はわりとどーでもいい存在で、正当ヒロイン(?)である中村さんこそが真の主人公だと思うのです。「何か分からないけどモヤモヤする胸糞悪いモノ」に苛まれて悶絶して戦いたいけど戦う相手もいなくて、みたいな、ちょっと青臭い思春期の闇をそのまま人格にしたような女の子です。10巻で再登場する彼女の諦めてしまったけどどこかに毒牙を隠したような表情はゾクっとする魅力があります。あと最終巻の「つまんねー」みたいな顔が妙に怖かったです何故か。押見修造さんの描く女の子は凄くかわいくて、中村さんの他にもっと普通な女の子が何人か出てくるのですが、自分はズルズルと中村さんのことを好きになるタイプだと思います。
ちなみに一番好きな押見修造さんのヒロインは『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』の志乃ちゃんです。

来ました来ました、志村貴子さんの新作『娘の家出(1)』。志村貴子さんが新作を書いているとは知らなくて、本屋で偶然見かけたときは飛び上がらんばかりの勢いで速攻手に取りました。私は志村貴子さんの描く恋愛像が大好きで、今回も好みド真ん中の空気感に悶絶しながら読みました。『放浪息子』と『青い花』は私の聖書のような漫画で、何度となく繰り返し読んでる(ただし最終巻だけ寂しくてまだ数回しか読んでない)んですが、志村貴子さんの描く女の子は私の理想形で、(でも今日マチ子さんの『みかこさん』に登場するナオちゃんも捨てがたい)読む度に女の子がかわいすぎて辛くなります。実際に志村貴子さんの作品を読むときはよく読むのを中断して呻きます。今回もやや倒錯気味の不安定な恋愛像や思春期の少女心がテーマで、ちょっと息苦しいときめきの中で一所懸命生きる女の子が沢山出てきます。連載物ということなのでこれからの生きる糧にしたいと思います。

ニャロメロンさん『濃縮メロンコリニスタ』。ネットを徘徊する習慣のある人ならどこかで見たことがあると思います。ニャロメロンさんのギャグ四コマ、『週刊メロンコリニスタ』のまとめ&書下ろし収録の、初(だと思う……)商業本です。これはもう説明不要というか説明不可能というか、とにかく一つ読めば分かるから!と言って勧めたくなる一冊です。勢いで笑わせにかかってきます。何度か部屋で声を出して笑いました。あの勢いは卑怯です。個人的にはTwitterで掲載されている妖怪の女の子たちの話も収録して欲しかったのですが、残念ながらあのシリーズは入っていません。ちなみに私はレギュラーキャラ(?)の中ではあの巾着みたいな頭をしたやつが一番好きです。あの顔にいつもやられます。是非グッズ展開とかして欲しいですね。

続いてこちら。

manga04.jpg

宮崎夏次系さんの短編集三冊『変身のニュース』『僕は問題ありません』『夢から覚めたあの子はきっと上手く喋れない』。
これは先日知り合った絵描きの方に教えてもらったんですが、webで無料版を読んで惚れ込み、即本屋に注文しました。表紙から何となく感じると思いますが、形容し難い独特のカオス漂う空気感があります。でも描かれていることは、きっと誰もが感じたことがあるふとした瞬間の情動で、どの話が一番響くかは人それぞれだと思いますが、ある意味で凄く抉られる作品集だと思います。実は何だか辛くてそんなに何度も読み返せていないんですが、思い出したときにふと読み返したい、家に置いておきたい漫画です。読者同士で色々話し合いたくなります。私の宮崎夏次系作品に対する印象は最新刊である『夢から覚めたあの子はきっと上手く喋れない』の帯にある「さみしさには、種類がある」というキャッチフレーズがよく表してくれていて、メランコリーのパレットとでも言いたくなる作品たちだと思います。


とまぁ、最近買った漫画はこんなところです。あとは兄が買ってきた『ジョジョの奇妙な冒険』を読んでいます。ジョジョはぶっちぎりで一番好きな少年漫画ですね。吉良吉彰とアバッキオとワムウが好きです。

あと今さっき『コミック星新一』という、私が一番尊敬するSF作家である星新一先生のショートショートを超豪華な漫画家陣が短編漫画化しちゃおうというシリーズの『親しげな悪魔』と『午後の恐竜』を買ってきました。なんと!『親しげな悪魔』には『それでも町は廻っている』の石黒正数さん、『午後の恐竜』には上でも紹介した志村貴子さんが参加しているのです!なんという私得!ということでまたまたお金も無いのに買ってしまいました。そして石黒正数さんが漫画化した「ねらった金庫」だけもう読んじゃいました。最高でした。「もし星新一作品を漫画化するなら石黒正数さんだよなぁ」と常々思っていたので感涙の極みです。志村貴子さんのキラキラフワフワの絵の「生活維持省」も楽しみです。

何だか前回より濃密に語ってしまいました。記事を書いている時間の問題だと思います。前回は何故か夜中に「記事を書こう!」と思い立ってしまったので。同人活動と関係無いと言えば関係無い話ですが、「こういう作品を面白いと思っている人が書いていますよ」という自己紹介にもなるし、メモにもなるので、こういった試みはまた続けようかなと思います。
それでは、続きを読みに戻りたいと思います。

「小説家になろう」を随時更新しているので是非チェックしてみて下さいね。
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プロフィール

いずみさや

Author:いずみさや
東京在住
漫画原作・小説等を制作
お問い合わせはlied.von.sayaあっとgmail.comまで
twitter:@saya_works
Author画像は自画像ではなくサークルのイメージキャラクターです

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